アクアリウムで飼える魚というと、熱帯魚や金魚と言う風に、なんとなくパッと思いつく人が多いと思いますが、熱帯魚の種類は主に2種類あります。
ここでは、アクアリウム初心者さんには、中でも淡水魚がおすすめである理由についてお伝えします。
熱帯魚とは、赤道地帯付近の温かい水域に住む魚のこと
熱帯魚、というのは地球の赤道付近の温かい水域に住む魚の総称です。
熱帯、ですから亜熱帯地方に住んでいるのかな、という想像はつくと思いますがその通りで、川や湖、沼、海問わず、水温の温かい地域に生息している魚のことを、一括りにして「熱帯魚」と言います。
熱帯魚の種類は、淡水魚と海水魚の大きく2つに分かれます。
淡水魚と海水魚の違いについて
熱帯魚には、淡水魚に分類される種類と、海水魚に分類される種類の主に2種類に分かれます。
また、海水魚だけれど限りなく淡水魚に近い環境で生きられる種類などもいます。
海で生きている魚は、水に「塩分」が必要になると想像がつきます。
海で生きていて、塩分濃度の高めな水でないと生きられない種類を海水魚と言います。
逆に、塩分がほとんど必要のない種類を淡水魚と言い、そもそも住んでいる「水の水質」が違っています。
初心者さんには淡水魚がおすすめ!その理由とは?
ここでは、比較的飼育の簡単な淡水魚に絞ってご紹介していきます。
アクアリウムの初心者さんにはだんぜん淡水魚の飼育がおすすめです。
淡水魚というのは、塩分がいらない場所に住んでいると書きましたが、主な生息地が、温かい川や湖、沼地などになります。
川や湖はいずれ海と繋がりますが、その前の水質に塩分はほとんどありません。
例えば、サンゴ礁などは海にいますが、川や湖にはいません。
なぜなら、サンゴ礁は海水で生きていて、塩分が必要だからです。
ざっくり言ってしまうと淡水魚とは、海では生きられない魚なのです。
これは体の構造の違いによるものですが、詳しくは別記事でご紹介します。
こういった、熱帯魚の中でも淡水魚に分類される種類が、アクアリウム初心者さんには最もおすすめです。
その理由はいたってシンプルで、淡水魚は水質に神経質になる必要がないからです。
海水魚のように、塩分濃度やPH値(ペーハー値)を毎日測って、かなり気を遣いながら水替えする必要がなく、通常のカルキ抜きだけでも飼育する水が作れます。
水が汚れたり、魚が病気にかかったりといった手間はあることもありますが、基本的には普通に飼育していれば十分です。
淡水魚でも色鮮やかな魚はたくさんいます
映画でも有名になった、「ニモ」は、「カクレクマノミ」という魚で、海水魚に分類されます。
こういった鮮やかな魚は海水魚しかいないのかな、と思いがちですが、そんなことはなく、淡水魚にも色鮮やかな美しい魚はたくさんいます。
繁殖が容易な種類が多いのも、淡水魚の魅力の一つです。
アクアリウム初心者さんは、まずは淡水魚の魅力からじっくり味わってみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回の記事では、熱帯魚の種類と、アクアリウム初心者さんには淡水魚がおすすめな理由について解説してきました。
淡水魚も、小さい魚から大きい魚までたくさんいるので、ぜひ淡水魚飼育を極めてみてください。