小さくて丈夫!アカヒレの飼い方と育て方

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アカヒレは、小さいながらにとても生命力が強くて丈夫な可愛い熱帯魚です。

ここでは、初心者でも飼いやすく育てやすいアカヒレについてご紹介します。

目次

アカヒレとは

アカヒレは、中国が原産の小型の淡水魚で、コイ目・コイ科に属する魚です。

淡水魚ではあるものの、原産地の中国では熱帯魚の括りではなく、温帯魚として盛んに日本に流通されてきました。

非常に丈夫で体が小さく、体長は4センチ、尾ビレに向かって目立つ赤色のラインが入っていることが特徴です。

現在国内で流通しているアカヒレは、ほとんどが国内繁殖したものとなっています。

アカヒレの特徴について

アカヒレは、淡水魚でありながら、どんな水質にも適応できる丈夫な魚のため、水槽立ち上げ時にテストとして入れる、パイロットフィッシュという役目ができる魚です。

パイロットフィッシュというのは、水槽立ち上げの際にその水槽の水質が、熱帯魚の飼育に十分であるかどうかを確かめるために、最初に水槽に投入される魚のことです。

水槽に投入して、様子を確認することがパイロットフィッシュの役目となっています。

アカヒレだけではなく、その他の丈夫な小さなエビなどもこのパイロットフィッシュの役目をすることがあります。

適正水温は20度~28度で、水温が低めでも生きられるため、アカヒレだけを飼う水槽では、夏場のヒーターが要らないこともあります。

動きが機敏で、泳ぐ早さも比較的早いです。

アカヒレの基本的な飼い方と育て方

アカヒレは上述の通り非常に丈夫な魚なので、飼育開始直後の死亡率がとても低く、アクアリウム初心者には非常に向いている魚です。

どのような水槽レイアウトでも対応できるので、ネオンテトラやカージナルテトラのように数を多めに飼うことが多くあります。

しかし、アカヒレの場合は少し気が強く、仲間同士でケンカもするため、群れで泳がせたい時は匹数をかなり多くする、またはオスの数を減らす、といった配慮が必要です。

エサにはアカヒレ専用のエサや、小型の魚に特化したエサが適しており、同居する魚とのエサの兼ね合いには注意が必要です。

寿命も2~5年程度と比較的長く、飼育環境によって、より長生きします。

アカヒレの混泳について

アカヒレは温厚で小さく、丈夫なので同じように温厚な魚であれば様々な種類の魚との混泳が可能です。

どんなに成長しても4センチ~5センチ以上にはならないので、他の魚の捕食対象にならない限りはとても混泳しやすい魚と言えます。

アカヒレに適した水槽のサイズについて

他の魚を飼わず、アカヒレをメインに飼うという飼い方もあり、現在では品種改良によって色味がかなり濃く美しく出る種類もいるため、アカヒレ単体の水槽を作る人も多くなっています。

単体飼育時の水槽のサイズは30センチ水槽でも大きさとしては十分で、逆に大きすぎる水槽の場合にはアカヒレの存在感が薄くなってしまうため、単体飼育時には水槽の大きさを大きくし過ぎないことがポイントとなります。

アカヒレの繁殖について

アカヒレは丈夫で増やしやすいので、繁殖は比較的容易です。

ただし、アカヒレのオスは縄張り意識が強く、ペアリングした場合には他のオスを寄せ付けないということがよくあります。

また、オスは「フィンスプレッティング」と呼ばれる威嚇行動をすることがあるため、アカヒレの繁殖時には、妊娠したメスは隔離し、オスや他のアカヒレに近づけないようにすると、産卵がうまくいく確率が上がります。

繁殖のときは水温も25度~28度程度に上げておくとさらに成功率が高くなり、逆に水温が低すぎると繁殖行動が起きにくくなるため、水温には注意が必要です。

まとめ

アカヒレは、小さい体ながらにとても頑丈で、美しく力強い印象の魚です。

アクアリウム初心者でもとても飼いやすいので、一度は飼ってみてはいかがでしょうか。

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